事業、投資をきっかけに借金の返せない方へ

1 はじめに

事業・投資をきっかけに借金を抱えてしまい、借金が返せないというご相談を受けることがあります。
FX(外国為替先物取引)、株式の信用取引、オプション取引、投資用マンションの購入などにより、金融機関から借り入れをしたり、クレジットカード会社に対して債務を負担して、投資に失敗をすることにより、債務が返せなくなる場合があります。
このような場合、どのように対応すれば良いのでしょうか。

2 事業・投資をきっかけに借金が返せない方の債務整理

(1)債務整理の方法

債務整理の主な方法としては、任意整理、自己破産、個人再生の3つの方法があります。
借金をして、投資をし、返せなくなった場合、自己破産については、財産が無い方であっても、破産管財人が選任されたり、免責の関係で問題となる場合があります。FX、株式の信用取引、オプション取引など、投機性の高い取引ほど免責の関係で問題となる可能性があります。
また、投資用マンションの購入の場合、不動産を所有しているため、原則として、破産管財人が選任されます。
個人再生の場合、投機性の高い取引をしている場合、個人再生委員が選任される場合もあります。

(2)任意整理

任意整理は、弁護士が債権者と交渉をして、将来金利をカットして、分割弁済を目指す手続です。
もっとも、例えば、投資用マンションの購入の場合、銀行の担保付きの借り入れの場合が多く、通常の任意整理の枠組みではできないため、任意整理の対象とならない場合があります。
大まかな手続の流れについては、次のとおりです。

  ①受任通知の発送

弁護士は、ご依頼を受けると、債権者に対し、受任通知を発送します。
消費者金融会社、カード会社などの債権者は、受任通知を受け取ると債務者に対する連絡を止めます。

  ②取引履歴等の取り寄せ

弁護士は、債権者から、取引履歴、債務の残高の分かる書類を取り寄せます。

  ③債権者に対する和解の提案、交渉

弁護士は、ご依頼者の方と打ち合わせたうえで、債権者に対し、和解を提案し、債権者と交渉をします。

  ④合意書の作成

弁護士は、債権者との間で、合意に達すると書面を取り交わします。
その後は、ご依頼者の方が、債権者との合意に基づき、支払いをします。

(3)自己破産

裁判所に破産の申し立てをして、免責決定を得ることができれば、債務の支払義務がなくなります。
大まかな手続の流れについては、次のとおりです。

   ①受任通知の発送

弁護士は、ご依頼を受けると、債権者に対し、受任通知を発送します。
消費者金融会社、カード会社、銀行などの債権者は、受任通知を受け取ると債務者に対する連絡を止めます。

   ②破産の申し立て

破産申し立ての準備が整うと、地方裁判所に破産の申し立てをします。

   ③破産手続開始決定

裁判所は、破産手続開始決定をします。
破産管財人が選任されない場合には、破産手続開始決定と同時に破産廃止決定をします(同時廃止)。破産廃止決定とは、破産手続を終了するという意味です。
破産管財人が選任される場合には、破産手続開始決定と同時に破産管財人が選任されます。
破産管財人が選任される場合には、債権者集会が開催されます。
破産管財人が選任される場合には、郵便物が転送されるなど、同時廃止の場合と異なる部分があります。
債権者集会には、破産された方は、ご出席いただく必要があります。

   ④免責決定

免責について、裁判所が審理をして、問題がなければ、免責決定がなされます。
免責決定が確定することによって、手続が終了します。

(4)個人再生

個人再生とは、裁判所に申し立てをし、再生計画に基づき、債務をカットして債権者に分割弁済をする手続です。
個人再生は、小規模個人再生手続と給与所得者等再生手続がありますが、以下、小規模個人再生手続を前提として、手続の大まかな流れを説明します。

  ①受任通知の発送

弁護士は、ご依頼を受けると、債権者に対し、受任通知を発送します。
消費者金融会社、カード会社、銀行などの債権者は、受任通知を受けとると、債務者に対する連絡を止めます。

  ②小規模個人再生の申し立て

申し立ての準備が整うと、小規模個人再生の申し立てをします。

  ③再生手続開始決定

裁判所が再生手続開始決定をします。
再生手続開始決定にあたり、個人再生委員が選任される場合もあります。

  ④再生計画の提出

裁判所に再生計画を提出します。

  ⑤書面による決議に付する決定

小規模個人再生手続において、裁判所が債権者に対し、再生計画案への賛否を書面で問うことを決めます。

  ⑥再生計画認可決定

再生計画が認可されると、再生計画認可決定がなされます。
再生計画認可決定が確定すると、再生計画に従った債権者に対する支払が始まります。

3 寺部法律事務所が選ばれる理由

寺部法律事務所では、25年以上の実務経験を有する代表弁護士が、ご依頼に対応しています。
代表弁護士は、債務整理(任意整理、破産申立、個人再生、過払い金返還請求)の解決実績が1000件を超えており、借金の問題について、豊富な経験があります。

4 寺部法律事務所ができるサポート内容

寺部法律事務所では、任意整理の代理、破産申立の代理、個人再生申立の代理業務を取り扱っています。

5 初回相談費用

寺部法律事務所では、初回相談費用は、無料です。

6 お気軽に弁護士にご相談を

投資をきっかけに借金を抱えてしまい、お困りの場合には、お気軽に弁護士までご相談ください。

 

コラム一覧

コラム1 過払金請求訴訟の現状
コラム2 消滅時効制度
コラム3 相続放棄
コラム4 【特別編】 東海税理士会の税務研究会で講師を勤めさせて頂きました!
コラム5 過払い金返還請求権の消滅時効
コラム6 【特別編税理士会で講師を務めさせて頂きました!
コラム7 債務整理における家計簿の重要性
コラム8 大阪に事務所旅行に行ってきました。
コラム9 最近の債務整理の傾向
コラム10 債権回収業者からの請求
コラム11 完済後の過払い金請求について
コラム12 弁護士に債務整理を依頼するメリット
コラム13 支払督促、訴状が送達された場合の対応
コラム14 過払い金返還請求訴訟と悪意の受益者
コラム15 特定調停手続きについて
コラム16 自己破産について
コラム17 破産手続開始の原因
コラム18 債務超過
コラム19 破産事件の管轄について
コラム20 自己破産手続きにおける債務者の所有する家財道具等の扱い
コラム21 破産者の自由に対する制約
コラム22 免責不許可事由
コラム23 非免責債権
コラム24 復権
コラム25 破産財団の範囲
コラム26 過払い金返還請求訴訟と土地管轄
コラム27 みらいコンサルティング株式会社 事業再生支援室長 税理士 横江正三先生講演
コラム28 破産申立て
コラム29 連帯保証と破産
コラム30 平成18年1月13日の最高裁判所の判決からまもなく10年です
コラム31 担保権の破産法上の扱い
コラム32 労働債権破産法上の扱い
コラム33 労働者の破産と雇用契約
コラム34 資料を紛失した場合と過払い金請求
コラム35 無償否認とは
コラム36 相続財産破産と相続放棄、限定承認
コラム37 免責について
コラム38 ファイナンス・リースと倒産手続
コラム39 委任契約と破産手続き(受任者の破産)
コラム40 請負契約と破産(請負人の破産)
コラム41 破産管財人と民法467条2項の「第三者」
コラム42 取引履歴の開示義務
コラム43 相殺禁止規定に違反する相殺を有効とする合意の効力
コラム44 対抗要件の否認
コラム45 主債務者の免責許可決定と消滅時効
コラム46 破産手続きと相殺(期限付き債務、停止条件付き債務と相殺)
コラム47 破産申し立てをする場合には事前協議をする旨の合意の効力
コラム48 カード会社(信販会社)のリボ払い専用カード
コラム49 自己破産することで、車は処分されてしまう?
コラム50 自己破産をすることのデメリットは?
コラム51 賃貸借契約と破産(賃借人の破産)
コラム52 賃貸借契約と破産(賃貸人の破産)
コラム53 会社や家族に知られずに破産申し立てをして解決することはできるか?
コラム54 委任契約と破産(委任者の破産)
コラム55 過払い返還請求
コラム56 任意整理
コラム57 ブラックリスト
コラム58 ギャンブルや浪費による借金と債務整理
コラム59 過払い金返還請求訴訟と期日の出席
コラム60 会社の倒産(法人破産)の準備
コラム61 免責審尋期日の出席と弁護士の同席
コラム62 訴訟を提起された場合の対応(消滅時効期間が経過していない場合)
コラム63 破産申し立てをすると自動車は乗れなくなる?
コラム64 破産手続きと自動車保険
コラム65 破産と生命保険
 

当事務所の弁護士が日々感じていることをコラムにしています。こちらもご覧下さい。

bengoshikoramu.png
    soudankai03.pngのサムネール画像  

お気軽にご相談下さい!

HOME 弁護士紹介 事務所紹介 アクセス 弁護士費用
 

ImgTop2.jpg

 

事前にお電話にて相談日のご予約をお願い致します。債務整理のことならお任せ下さい。 ※お電話での相談は行っておりません。ご予約のみとさせていただいております。ご了承下さい。