破産手続をするのですが、勤務は続ける場合、退職金はどうなりますか？

質問

私は、約３０年間、会社員として働いています。

私は、約１０年前、住宅ローンを組んで自宅を購入しました。

私は、一時期、体調不良のため、仕事を休みがちになり、生活費が不足し、消費者金融会社から借り入れをしました。私は、その後も、生活費が不足したときに借り入れをし、借り入れが増えました。

私は、負債が多額になったこと、会社の業績が悪く、残業が減るなどして収入が減ったことから、破産の申し立てを考えています。

私は、破産の申し立てをして、破産管財人が自宅を売却することは覚悟しています。

私の会社には、退職金制度があり、今退職すると、約６００万円の退職金が支給がされる見込みです。

私が自己破産をすると、退職金はどうなりますか？

回答

破産手続きにおいては、通常、退職金は、支給見込額の８分の１の金額で評価されると思います。

もっとも、破産した場合、破産した方が、退職を強制されるものではありません。一方、支給見込額の８分の１の金額は、破産財団に帰属させる必要があります。

そこで、支給見込額の８分の１に相当する金額を破産財団に組み入れることにより、破産管財人が退職金請求権を破産財団から放棄するという扱いをする場合があります。

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43	破産手続と債務の額
44	過払い金返還請求と利息
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56	中小企業の倒産と従業員の給与
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59	過払い返還請求と取引をしていた者の死亡
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